♪ Music Video『終末のロンド』by メリクレット

前作が「累」というバラードのMVだったので、次作は相反する激しくロックテイスト「終末のロンド」を採用し、メリクレットのフィジカルが伝わる演奏型MVにしようと考えました。

実は四人全員がMVに映ったのは今作「終末のロンド」が初めてなので、メリクレットの代表的な作品として今後をリードして行って欲しいなと願っています！

最初から最後まで余す所無く魅せる圧倒的なカメラワークと、これまでとは一線を画す激しいメンバーの演奏シーン！
実物とレンズを通した映像では見栄えが変わってきますので、映像化された時に見劣りしないよう大げさにでも動きを付けて演奏を行うよう意識しました。

楽器の中でも一番体力を使うのはやはりドラムなので、Meg は何度も演奏を行い最後の方はかなりしんどそうでした。

でも Meg は元々体力オバケなので最後までやり切っていて本当に素晴らしいとメンバー一同感心していました（笑）

この曲は、作詞作曲を担当したレニアが「もしメリクレットがなんらかの理由で突然消滅してしまったら自分は何を感じるのか。」という最悪の状況を妄想して露悪的にシミュレーションした結果を基に、インスピレーションを深めて創作したフィクションの歌詞となります。

はい。ロンドとは日本語で「輪舞曲」と書き、丸い輪になって踊りながら歌う曲のことを指します。

始まりと終わりは表裏一体。
終わりを想定した時、レニアは永遠に音が途切れない未来を願いました。
その為、横一列で演奏する形ではなく、丸い輪を描いて音の円環を表現する必要がありました。
輪舞であればお互いのことを見つめて、四人で描いた円環の中で、音を乱反射させいつまでも音を留めて鼓膜を揺らし続けることができます。

音の円環の中で僕らの音は「永久」になる、それをただ願って。
メリクレットが今後も末長く続いていきますようにと願った曲になっています。

基本的に曲を作る中で誰かに何かを伝えたいと思うことは無いので、今回も自分の想いや願いをただ歌詞に込めただけの曲ではありますが、この願いによって生まれた曲がリスナーの皆さんの耳に届くことで、この輪舞は更に大きくなって音が響くのだと信じています。

MV『終末のロンド』、観てください。